持っているものは若さと時間だけだという自覚が、己を延々と苦しませ続けている。とにかく体力がない。納得いくまで考え込むくせに終点は見つからず、体力ばかりを浪費し、自分以外の何かに異常なほど共感しては寒くなったり悲しくなったりする。人間として…

ひとりで部屋にいて、部屋には自分の気配以外なんも無かった。換気扇を回したら自分の気配ごとどっかいっちゃった。何もないのに何もないことがどうしようもなく虚しくて、途方も無いくらいの時間をこれからもここで過ごしていかなきゃいけないんだって思う…